定期購読のメールマガジン“チャイナサーベイレポート”より
興味ある記事がありました。
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■ビール市場規模
中国はビール生産量、ビール消費量ともに2003年には世界第1位となった。
ある調査データによると、中国は2001年における年間ビール消費量の国別構
成比が16.1%(2001年)で、前年度比1.8%のプラス成長であり、同年のビ
ール消費量国別構成比16.7%の米国に次ぐ世界第2位であった。ちなみに同
年の日本のビール消費量国別構成比は5.1%、世界第5位であり前年度比0.3
%増であった。
中国は2004年においても、1~5月で年間消費量の40%が生産されており、過
去の実績からみて2004年のビール消費量は2003年の消費量を超えると予想さ
れている。
■中国ビールの歴史
中国におけるビールの歴史を見てみると、初めてビールが製造されたのは
1903年、ドイツの租借地であった青島で行われた。当時はアルコールを冷や
して飲む風習がなく普及しなかった。そのビールが中国に受け入れられるよ
うになったのは、1978年に始まった海外メーカーからの先進技術の導入を目
的とした「改革開放」政策による食生活の欧米化によるといわれている。
■中国ビールの競合状況
2001年の販売量ベースのマーケットシェアから中国ビール市場の主力メーカ
ーを列挙してみると、青島ビール、燕京ビール、華潤ビールなどの国内ビー
ルメーカーがある。2001年以降、青島ビールが若干シェアを伸ばし12.5%
(2002年)、12.8%(2003年)と増加したが、依然として、マーケットリーダー
のシェアが低く混戦状態となっている。
中国ビール市場において、国産ビールメーカーは400~600社とも言われ、そ
こに外資系ビールメーカーが入り乱れる状況であり、この内、90%以上は年
間生産量が5万トン未満の中小規模のビール製造業者である。中国における
全メーカーの中で半分近くは赤字企業であるといわれている。
■中国人のビール嗜好
日本のビールのアルコール度数は5%が主流であるのに対し、中国において
の主流は3%台、とりわけ3.7%前後のビールが多く、アルコール度数が低い
ビールが好まれる傾向がある。
苦味の強いビールは避けられる傾向があり、苦味成分のポップの使用比率が
少なめのビールが多い。以上のことより、中国人がビールに求めているのは
飲み易さであることがうかがえる。。。
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出張で地方に行くと、その土地のお酒が飲めるのが
ひとつの楽しみでもありますね。
地ビールも色々なものを飲みましたが、
今まで中国各地(上海以外)でおいしいと思ったビール
ベスト3 いきます。
3位:西安の苦瓜ビール
これもいろんな種類が出ているのですが、
本当に苦瓜のエキスが入っていて、栄養価が高い気がします。
気がするだけかもしれません。
2位:燕京ビール
いわずと知れた北京のビールですね。
ほんのり甘みが有るような気がします。
女性にお勧めのビール。
1位:青島ビール
上海で飲むのではなく、当地で飲む青島ビールは
やっぱり新鮮でコクがあり、おいしかったです。
小瓶は値段が高めですが、味がいいですね。
ちなみに、上海には力波ビールがありますが、
薄くて日本人にはいまいちでしょう。
私がいつも飲むのが世好ビールです。
値段は少し高めですが、
濃い目の味でほんのり甘く、私が一番好きなビールです。
日系はやっぱりサントリーがダントツでしょうか。
価格も下がり、サッパリうす味嗜好の中国では受けが良いです。
しかし、これからは紹興酒の季節、
しょうがを少々入れて温め、干し梅をグラスに入れて飲むのが
中国ではツーの飲み方です。
胃を温める効果があるので、眠れない夜はこれを飲んで寝ると、
よく眠れますよ。