先日少し用があって、半年ぶりに上海、そして嘉定へ。
嘉定の中心が移ろうとしており、日本円にして六、七千万の別荘が
立ち並ぶ高級住宅街も建設。
地元民を始め、台湾人が我を急いで購入していると言う。
嘉定は日本企業への誘致を積極的に行っており、
(富士通将軍さんや、JUKIさんなど立派な工場がたくさんです)
嘉定に勤める日本人数は増える一方だが、別荘購入までは至らず、
大家に高い家賃を払うか、ホテル住まい、といったところ。
ところで、嘉定でホテルといえば、迎園飯店。
相変わらず日本人滞在者が多く、ホテルは昨年全面改装を済ませ、
三ツ星ホテルとしては、他とは格段の差がある綺麗さだ。
少し、ハイアットを意識しているのか、ホテル全体がシックな金と
重みのあるこげ茶で統一され、ちょっとした風格がでている。
そんななか、少し腰の曲がった掃除のおばさんが、
”早上好”と照れくさそうに何回も挨拶をするのが、また不自然で、
不釣合いと言うか、中国そのものが現れていると思い、笑ってしまった。
以前立ち上げた会社の女の子達が運転免許をとった、と言って
私を嘉定繁華街まで送ってくれた。
免許取立てのマツダ、アテンザは色々な意味で怖いのだ。
でもこの教習費用は会社負担で、社員は会社を存分に利用し、
自己実現に向けて突進。
会社はそんな社員を使い、いい意味でWinWinの関係を築いている。
また、私の妹分にあたるワンちゃんは、
勤めながら夜間大学に行くつもりだと、
高い志を私に告白してくれた。
これも、本人の努力が成果となって現れれば、学費全額会社負担だ。
夕方、本当は
菊園で食事をしたかったのだけど、
コックさんが変わって、美味しくなくなったので、断念。
避風tan(いきつけのレストラン)ももう無くなっており、
やっとのことでありついた羊肉串をがっつきながら、
このむせるような匂いが変わっていないことに少し安堵した。。