人在江湖 身不由己
この言葉を上手く使えたら、
中国の方にもにも『おおっ』と思われる事間違い無しです。
"江湖"という言葉は世の中とか、この社会という意味ですが、
辞書には載っていない別の意味も含まれています。
ちょっと前に劉徳華と張学友が演じた香港映画があります。
そのタイトルが『江湖』。張学友といえば、もうあれ、ですよね。
ボスの周りをいつもうろちょろしている役がよく似合います。
そう、ヤクザの世界です。
"江湖"、それは黒社会、裏社会のことも表しています。知ってたかしら?
話はそれますが、先日台湾の女の子と話していた際のことです。
台湾語っていいよねという話題にもっていきたかったのですが、
我不喜欢(私は好きじゃない) と言われてしまい、しょんぼりしながらも、
有男人味嘛(男らしい感じがするじゃん) と言い返すと、
有江湖味 と切り返されてしまいました。
んんん、確かにちょっとヤクザっぽいかも。
こーんな使い方もできてしまうことも覚えておくと便利ですね。
さてさて、続いて"身不由己"という言葉は、
色々な歌詞に出てきますね。今、思いつくのは『至少还有你』など。
身動きがとれない、自由が利かないことを表します。
歌詞ででは恋愛などの歌でよく出てくるのですが、
普段は、忙しくて身動きがとれない、という意味でよく使われているようです。
しかし、ただ"身不由己"とだけぽつんというと、
単語だけ浮いてきてしまう、つまり、語感が出てきません。
そこで、前に一言、
没办法,人在江湖 身不由己 o!
と加えるだけで、ぐっと迫力が増すわけです。
あなた自身にも重みがずっしりでてきました。
それもこれも"江湖"のお陰です。
人 在 江 湖 というところをゆっくりと、いうのがコツですよ!