その他
私が中国で現地採用の面接を受けた時のこと、予期せぬ質問に戸惑った。
『給料だけど、いくらほしい?』
先方の出す条件が良ければ受け入れる、悪ければ諦める、という思考回路はここで見事に断たれた。
当時は中国語をマスターしたい一心で、
あえて日本企業ではなくローカルの環境で仕事が出来るところを探していた。
給料なんて。。。生活できればいいさ、程度に考えていたから
私が出した要求は実に謙虚なものであった。
あれから3年、私のお給料は当初の2倍になっていた。
住まいも工場内、3畳間にベッドが2つあるだけの平屋ではなく、
いわゆる2LDK、新内装の綺麗なお部屋になった。
新しい会社を以前の上司とともに立ち上げ、
担当する部品調達部門の全権を握り、
営業計画から契約、製造、出荷、物流、支払い&回収
全ての責任を負う。
当然のことのように肝っ玉は鍛錬され、たくましく成長した。
『総経理、私の価値に値段をつけてください、評価を形にしてほしいです』
今度は私が自ら言う番が来た。
評価制度、昇給制度、制度はあっても結局は直談判が一番。
本日、私の賃上げ交渉は成功し、当初の約3倍の給料を獲得するに至った。やった!!