みなさん、搞定費って知っていますか。
今日は、中国で必ず発生するこの費用についての話題です。
最近出荷した設備の、物流関係費用を整理した資料を
チェックしていました。
今回、日本からの支給品発送時期に問題があり、
10月の国慶節(税関お休み~)に引っかかったため、
物が取り出せなくなってしまい、10日後にようやく搬入できたという経緯がありました。
事前に確認はしていたけど、遅延費用いっぱいとられているんだろうなあ、
と覚悟の上で見ていきました。
超期費、1000元。
滞(zhi4)扳費、4000元。
・・・うーん、やっぱりしっかりとられている。
外国から上海港にモノが届いてから、一定期間内(だいたい一週間)に
引き取らないと、一日ごとに超過費用がとられるのである。
えっと、続けて、
搞定費、1000元。
んん?なんですか、これは。
しかも発票(税の対象となる領収書のようなもの)が付いていない。
ちなみに、搞定、っていうのは、
口語で うまくやる、収める、解決するという意味を持つ言葉だ。
通関関係担当者を呼び、聞いてみると、
今回の支給品はただでさえ、休日に引っかかり遅れている、
しかも急ぎの件であるため、これ以上通関で何か問題がおきると大変。
だから、今回の通関と倉庫からの取り出しを順調に進めるために
使用したお金。
当然、発票は存在しない。
あ~、なるほど、要は袖の下・もしくは一席もうけたということですね。
確か、あの時に、
どんな関係を使っても、休み明けすぐにモノを出しなさい、という指示を出していた。
担当者は当然のように、こういう手段を使うのですね。
実際、モノは順調に入ってきたし、お陰で出荷時間に大きな影響が無かったのは、
ありがたい。ありがたい。のだけど。
しかし、中国海関、腐敗してますねえ、、、
共産党社会ではしょうがないけど。
でも、なんとかしてよ、通関システム故障。
これでどれくらいのモノが上海港で待ちくたびれたか。