軟綿綿日記-中国/上海/嘉定-


メーカー第一主義

やっと引っ越したマンションでインターネットができるようになりました。
ひかりネットを申請したのだけど、結局申請してから1ヶ月くらいで
やっとつながりました。これで、新生活もようやく落ち着いてきたところです。
というわけで、しばらく書けなかったブログも再開です。
(ライブドアの方は、どうなってるかわかりませんが。。。)

新しい職場は、外資メーカーと日本の総合商社の合弁会社で、
日本語、英語、インドネシア語、北京語、香港語、台湾語が
日常的に聞こえてくる、面白いところです。
中国にも工場があり、そこで作っているものを日本で販売していて、
私は例によって、中国側と日本側の調整を行っています。
以前と少し違うのが、以前は購買、物流、営業、品質管理、となんでも
やりましたが、今は品質に特化しているところでしょうか。

最近、また中国とのやり取りを開始し、改めて感じる
『中国らしさ』、と『日本らしさ』が沢山あります。
その狭間で、悩むわけですが、
中国製のものを日本市場に売り出すにあたり、一番困るのが
中国の、”メーカー第一主義”のような考え方。
とにかく、客よりも製造側が強い。
ものづくりに、クレームはつき物ですが、
中国製のものに対するクレームは逆に最新の注意が必要です。

なぜなら、中国には、

ものごとを、まず疑ってかかる


という根本的な習慣があるからです。
中国国内で商売をやっているのであれば、まだ通じるのかもしれませんが、
国を跨ぐと、そうは言ってられません。
クレームをあげても、
日本側で壊したものをわざと中国側に言ってきている
ととられる事も、しょっちゅうです。
そこで、中国との取引で、問題があったら、

とにかくできるだけ多くの証拠をそろえましょう。


1.不良品そのもの、無ければ写真
2.不良を決定付ける数値的なデータ
3.納品書など、いつのものかわかる書類
4.不良品を発見した、不良発生した際の記録

等、動かぬ証拠を押さえることで、
まずは『疑い』から逃れるようにすることが先決です。
# by senhuixin | 2005-11-13 23:27


日本での雑感

日本でのOL生活が始まり、もう2週間を過ぎました。
通勤途中、何気なく目にする駅の”掲示板”。
今では、携帯電話が普及していない時代の遺物、と化してしまいましたが、
何となく哀愁が漂い、懐かしさがこみ上げてくるものですね。

中国での生活は、何もかも新しく、何も縛られるものなど無く、
過去を振り返らずに、『これからのこと』に向かって猛突進できたのですが、

日本での生活は、私が過去に日本で過ごした記憶や思いが、
至る所に散りばめられていて、
たまに意味もわからず、自分の『これから』に躊躇してしまったり、
今更ながら、過去の自分を叱ってみたり、、、変な感じです。

それは、まさにあの駅の”掲示板”を見るときの感じなのです。

イキイソグナ という注意信号か、
未来に塗りつぶされていつか薄らいでしまう思い出が反発しているのか、、、
# by senhuixin | 2005-10-11 23:16 | 独り言


久々の、上海日記 2

郊外へ伸びる高速道路はだいぶ整ってきたが、
市内の交通事情は以前より一層悪くなっている印象だ。
100M進むのに10分なんて当たり前で、
ただでさえイライラするのに、
タクシーに乗っている間、昨日の羊肉串が効いたんだろう、
お腹が猛烈にHELP信号を送ってきていた。

そういえば、ちょっと前、
中国では、トイレ探しビジネスを展開し、大成功をしている人がいると
いう記事を目にしたことがあるが、
それこそ、タクシーの運転手さんが『トイレ探します』の看板をつけて
街中走り回っていたら、結構流行るだろうな、なんて考えた。
庶民向けから外国人向けまで、トイレも色々ランクごとにおさえたりして。
恐らく、中国では多くの観光客が、なれない食べ物を食べて
死に物狂いでトイレを探しているはずから。

そんな、ちょと楽しいビジネスアイデアを思い描き、
気を紛らわしながら、ふと窓外に目をやると、
野グソしている爺さんと目が合った。

あのー、一応、ここ上海のど真ん中なんですけど。
なんだか自分の今の状況と先ほどのアイデアが馬鹿馬鹿しくなってきた。
# by senhuixin | 2005-09-08 00:11 | 中国/上海/嘉定生活


久々の、上海日記1

先日少し用があって、半年ぶりに上海、そして嘉定へ。
嘉定の中心が移ろうとしており、日本円にして六、七千万の別荘が
立ち並ぶ高級住宅街も建設。
地元民を始め、台湾人が我を急いで購入していると言う。

嘉定は日本企業への誘致を積極的に行っており、
(富士通将軍さんや、JUKIさんなど立派な工場がたくさんです)
嘉定に勤める日本人数は増える一方だが、別荘購入までは至らず、
大家に高い家賃を払うか、ホテル住まい、といったところ。
ところで、嘉定でホテルといえば、迎園飯店。
相変わらず日本人滞在者が多く、ホテルは昨年全面改装を済ませ、
三ツ星ホテルとしては、他とは格段の差がある綺麗さだ。
少し、ハイアットを意識しているのか、ホテル全体がシックな金と
重みのあるこげ茶で統一され、ちょっとした風格がでている。
そんななか、少し腰の曲がった掃除のおばさんが、
”早上好”と照れくさそうに何回も挨拶をするのが、また不自然で、
不釣合いと言うか、中国そのものが現れていると思い、笑ってしまった。


以前立ち上げた会社の女の子達が運転免許をとった、と言って
私を嘉定繁華街まで送ってくれた。
免許取立てのマツダ、アテンザは色々な意味で怖いのだ。
でもこの教習費用は会社負担で、社員は会社を存分に利用し、
自己実現に向けて突進。
会社はそんな社員を使い、いい意味でWinWinの関係を築いている。

また、私の妹分にあたるワンちゃんは、
勤めながら夜間大学に行くつもりだと、
高い志を私に告白してくれた。
これも、本人の努力が成果となって現れれば、学費全額会社負担だ。


夕方、本当は菊園で食事をしたかったのだけど、
コックさんが変わって、美味しくなくなったので、断念。
避風tan(いきつけのレストラン)ももう無くなっており、
やっとのことでありついた羊肉串をがっつきながら、
このむせるような匂いが変わっていないことに少し安堵した。。
# by senhuixin | 2005-08-30 11:58 | 中国文化紹介


貴方と一緒なら、本領発揮できるわ。

先日台湾での公証の話の時に、

自分の名を中国人名に変えなくちゃダメ

というお話をしました。
私は、SENHUIXINという名前があったのですが、
画数を気にするお母様から、この名前はよろしくない、ということで
中国名を変えました。
(ブログ運営の都合上、源氏名はsenhuixinのままですが。)

上海にいた時に、あれらの高層ビルがほとんど風水によって、
デザインや向きが決められているということ、
台湾や香港の会社が中国進出する際に、風水師の人を呼んで、
一緒に建物のつくりを考える、という事実に驚いたものです。

それで、中国の占いとか風水には少しだけ興味を持っていたのですが、
先日、細木数子さんの~星人の運命の本が発売されたので、
”金星人”の私も買ってみました。

一番気になる、主人との相性を早速見てみると、
地運、星別相性、ともにぴったりで、

『欠点をカバーしあい、お互いの長所を引き出す関係』

とのこと。実は、普段から私たちはお互いのことを

"互補"(hubu)の関係


"催化剤"(cuihuaji)のようだ



と言っています。皆さん、意味を察せられるでしょうか。
まさに、細木さんのおっしゃる相性のごとく、
互補、互いに欠点を補い、
長所を催化剤、つまりcatalyst(触媒)となって、引き出してあげられる関係。

この関係を維持し、二人が末永く心身ともに健康で過ごせれば、
幸せだなあ~、と
改めて主人と支えあって生きてゆこうと思いを固めました。
ノロケてすみません。。。。
# by senhuixin | 2005-08-29 00:29 | 中国語学習

    

中国上海・嘉定生活・ものづくり日記。         大学時代に旅先で生中国語と出会い、そのリズムと響きの虜になる。現在は中国各地方の人々と台湾同胞に囲まれ、日々是戦闘、惨敗もあり。2005年現在休養中。
by senhuixin
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