軟綿綿日記-中国/上海/嘉定-


人種の見分け方と“気質”

日本人と中国人の見分けがつきますか?

DNA的な観点から見ると、アイヌと沖縄をのぞく
日本人は中国人とまったく同じのようです。
皮膚の色はモチロン、顔立ちだって同じようなものですし、
日本人と中国人は見分けがつかなそうなモノですが、
やはり、はっきりと違うんですね。

誤解を恐れないで言うと、
それは中国語でいうところの、"気質"というものだと思います。

你很有気質。

これは、どういう意味でしょうか?
日本語の気質とは違い、性格や気性とは関係有りません。
教養や育ちなど、その人の内在的なものが
表に表れているときに使う一種の褒め言葉で、
単純に見た目が可愛とか漂亮(きれい)というよりも
褒め言葉としては格が高い気がします。
日本語でいう、気品と似ているかもしれません。

股を開いてしゃがみこんだり、
がに股で歩いたり、
お箸をなげたり、
食べかすを道に散らかしたり、
立ち歩きながら食事をしたり、
イチイチ眉をひそめて話したり、
値切る客に大声でののしったり、
7元のおでんを買って100元を出したら両替しにきたんでしょとお金を投げたり、

すみません、後半は思わず個人的な経験を書いちゃいました。
要するに、こういうことをする人と“気質”とは全く無縁のところにあります。

社会が発展段階にあり、教育自体がやはりまだ普及していないので、
しようのない話ですが、
留学組や、最近の中国の若者の中には“気質”というものを持ち合わせた
人たちもたくさん出てきています。
あと、10年たったとき、日本人と中国人は区別がつくでしょうか。
また考察してみたいと思います。
# by senhuixin | 2004-10-26 12:35 | 中国語学習


農村の風景

農村の風景_b0006164_15401162.jpg
典型的な農民画の構図です。鳥や牛が群れをなしてまるく
円を描いているのがなんとも可愛らしい。
すみません、今回スキャナの質が悪かったですね。
# by senhuixin | 2004-10-24 15:38 | 芸術(民族・中国画)


物流会社に受不了

私たちの中国ビジネスに必ずつきまとってくるのが、
日本と中国間の物の移動、つまり物流ですね。

当然のことですが、これ、命取りになりかねない
大変重要な部分を担っています。
最近日本の物流会社でも、中国向けの貨物を
Door to Door で安心してお届けします、
なんて謳ってぼろ儲けしていますが(失礼・・)、
本当に安心なのか大変な疑問を感じます。

中国では日本と違って、放っておいても
外国から来たものが自然と自分の手元に届くなんてことは
まずありえません。(個人対個人の場合は大丈夫なことが多いですが)

・通関申請と必要書類(契約書・INVOICE・PACKING LIST等)の提出
・通関による袖の下要求対応、コネクションの駆使
・木箱の場合は燻蒸証明及び検査委託提出
・物によっては様々な認証証明提出
・上記費用の発生
・その他続々トラブル発生

簡単にDoor to Door と言っても、
この間には様々な関門があり、受取人の積極的な協力なくしては
物は永遠に届かないのです。

最近、日本の物流会社に委託し、
日本から急ぎで中国へ部品を入れてもらう手配をしてもらいました。
上記のようなトラブル発生はつき物なので、
普通は品名をなるべく当たり障りの無いものにするのですが、
よりによって、一番ややこしい電気関係の品名をモロに書いてあり、
当然のように様々な書類の提出を求められるという始末。

このようなことは、前もって予期されることであり
対処のし様があったと思うのですが、
・物流会社の日本側と中国側との連携
・物流会社の知識と経験の無さ
に大いに問題が有るものと考えます。

日本の発送側はこういった事情がわからないから、
信頼のおける日本の会社へ全部委託しているのに、
まったくもって、裏切られる結末になるということは、
実はよく有ることなのです。

物流はものづくりの初めであり、終わりであります。
納期に追われているものづくりですが、折角完成したものが
物流で台無しになるのは本当に悔しいことですね。
中国の制度は複雑ですが、
自分も常に勉強していないと悔しい思いをし続けることになります。

改めて中国ビジネスの難しさを考えさせられました。
# by senhuixin | 2004-10-24 13:21 | 中国ものづくり裏話


My 牛角

My 牛角(niujiao)初公開。
My 牛角_b0006164_0301621.jpg
刮痧用牛角、20元くらいだったと思います。
先の方ではつぼを押し、
根の部分で皮膚を擦ります。

これは2本目ですが、愛用しているのでだいぶ磨耗してきている気がするなあ。
これをいつも持ち歩いている人は日本人では私くらいなものでしょう。
# by senhuixin | 2004-10-23 00:34 | 中国文化紹介


ゆらりゆられて軟綿綿

寧波日帰り出張で軟綿綿です。
嘉定から行き帰り、バスに乗っている時間とタクシー合わせて12時間。
橋が架かればすぐなんだけど。

というわけで今日は自分で刮痧(guasha)をしました。
具体的には、
1.牛の角(コインやスプーンでもいいです)
 で背中や肩、首のあたりを掻くようにしてこすります。
 そのとき、上から下へ、中心から脇へ一方向に擦ります。
 *注意:書き忘れましたが、必ず濃い目のクリームを肌に塗っておいて下さい。
  皮膚を傷める可能性があります。

2.そうすると、血液循環が悪くなってとどこっている血が、
 どす黒くなって点々と浮き出てきます

3.いっぱいお湯を飲みます

4.悪い血が無くなり、血の流れが良くなります。

これは中国の民間療法で、風邪を引いたときや上火、
疲れが溜まっているときに効果の有るものです。

本当は誰か手伝ってくれる人がいればいいのですが、
以前、上司に教わって大体のこつがわかったので
私は自分で手を後ろに回して擦ってます。。。
(アクロバティックな姿勢になるときもしばしばですが)

今日も血が浮き出てきました。ゆっくり眠れそうです。
# by senhuixin | 2004-10-22 01:25 | 独り言

    

中国上海・嘉定生活・ものづくり日記。         大学時代に旅先で生中国語と出会い、そのリズムと響きの虜になる。現在は中国各地方の人々と台湾同胞に囲まれ、日々是戦闘、惨敗もあり。2005年現在休養中。
by senhuixin
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