軟綿綿日記-中国/上海/嘉定-


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中秋節快楽!!

こんなに月がきれいな中秋節も珍しいのではないでしょうか。

妙に人が恋しくなりますね。

そこで、蘇東坡 《水調歌頭》より有名な詩を。


明月幾時有  把酒問青天

不知天上宮闕  今夕是何年

我欲乘風歸去  又恐瓊樓玉宇
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高處不勝寒  起舞弄清影

何似在人間

轉朱閣 低綺戶 照無眠

不應有恨何事長向別時圓

人有悲歡離合  月有陰晴圓缺

此事古難全  但願人長久

千里共嬋娟


みなさま、中秋節快楽!!
by senhuixin | 2004-09-29 00:48 | 中国文化紹介


中秋の一寸前

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月が満ちようとしています

穏やかでやさしい夜です

こんな日の月は

どうにもこうにも、

艶かしすぎるので

ちょっと

ベールをかけてあげたいくらいです
by senhuixin | 2004-09-28 00:39 | 独り言


諦めの底に有るもの②

品質と納期でトラブっていた品物があった。
客先とうちのローカル担当者同士が動いたが、
肝心の工場が没办法の一点張りであった。
客先からは次の日の午後から必要だと言われていた。

委託した工場では材料を無錫にある別工場から調達し、
2次加工を行い商品が出来上がる。
問題は、この材料がなかなか出来上がらないのである

没办法を有办法に変えるべく、
工場を説き伏せ、おととい私は無錫へ走った。
22:00、工場では金型を改良後、まだ試作を行っていた。
順調に行けば、夜中に半製品を持ち帰り、
加工を行って、ぎりぎり明日の需要分を納められるか、と思っていたが、
この状況で、ものが出来上がるのか、
私は焦りに焦った。

ところで、実はこの委託工場、
上海でも有数の伝統ある国営メーカである。
国営企業は解体し、部門ごとに民営化されてきているが、
それでもトップは皆共産党員が取仕切っている。
材料調達先もモチロン共産党員の取仕切る市営工場。
普通の状況ではこれらの総経理が夜中に
工場に集まるなんて考えられないことだ。

上海の工場の総経理からは、
我々がいくら客先であっても、
くれぐれも無錫の工場を刺激したり、圧力をかけたりしないよう
念を押されていた。

なぜか?
量が少ないのに品質への要求だけが厳しいこの商売に
無錫の工場は興味を失っているのである。
しかし、この材料は別の工場でもなかなか作れないものなだけに、
止められてしまったら、おしまいだ。

それなので、無錫に対して上海の総経理の
腰の低いこと!
といったら、どっちが客先か解らないくらいだった。
しかし、その甲斐もなく、
結論は、モノは出来上がらないということだった。

MORI小姐、没办法、我们已経尽力了。

がっくりだった。ここでの没办法は本当に
救いようがないかのように聞こえた。

続く!!
by senhuixin | 2004-09-26 16:35 | 中国ものづくり裏話


諦めの底にあるもの①

没办法!(しようがない)

という言葉は中国において、外国人が誰でも最初にぶち当たる中国語であり、
そして最後まで付きまとい、悩ませる問題だ。

料理が出てくるのが遅いのでレストランの従業員に言うと、
没办法!今天客人多!(しょうがないよ、今日お客さん多いからね)

納期通りに品物が出来ないことを言うと、
哎呀!生産設備坏掉了、我们怎么作産品呀,没办法!
(あいやー、設備が壊れちゃったんだもん、しょうがないでしょ)

お客様を連れて目的地へ行くのに、運転手が道に迷ってたどり着かない。
没办法!我也是第一次来这個地方。
(しょうがないでしょ、俺だってこの場所初めてだから)

よく考えてみると、本当は全然しょうがないことではない。
でも、没办法という一言で、そこに存在する問題は
なぜか、正当性を持ってしまい、
それゆえに誰も解決にむけて、努力をしない。
さらに、非常に受身的であり、自分がなにをしても、
不可抗力であるかのように、ただ成り行きに任せる。

確かに、この国では鶴の一声で、
富裕層が虐げられたと思ったら、民主経済になったり、
農地がたちまち高層ビルに変わり、
今まで住み慣れた我が家が緑化計画とやらで公園に変わったり、
もう、なんだか解らないが、人民は従うしかない。
国の方針に逆らって、もがくよりも、
すっきりと諦めて、この事実を受け入れる、
これはこの国の人々の賢い生き方なのだ。

そうはいえ、実は私もこの没办法には参っている。
しかし、この土地で仕事をするには、
没办法を克服しなければ前に進まないのである。
by senhuixin | 2004-09-26 11:59 | 中国ものづくり裏話


目連戯

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これは中国の美術雑誌でも取り上げられました、湘西の民間劇です。
民間神話の題材が濃く、つける面には神様が宿っています。
by senhuixin | 2004-09-25 17:21 | 芸術(民族・中国画)


本当に独り言です。

感情的になるな、なるな、なるな、って、いつも言い聞かせている。


日本にいた時には、感情があまり表に出ないと言われたし、

自分で、なるべく上手く制御するようにしてきた。

それに、日本で生きていくうえで、感情を出さないと言うことは

ある意味けっこう楽で、特にストレスも感じなかった。

演じることや、何でもないフリをすることで

周りが助かるのであれば、そうしてきた。


でも、中国に来て、

人間が素直になったからなのか、

はたまた中国人に感化されたからなのか、

環境に順応したのか、

それとも

中国語的思考の影響か、

色々原因はあるんだろうけれど、

負の感情が抑えきれずに飛び出すことがある。

それを何とか静めて

ビジネスではケシテ感情で動いてはいけないのだと、

ここで全て投げ出してしまったら何が残るのだと、

だから女性と仕事したくないんだと言われるのよと、

言い聞かせ、

なんとか、

マイナスの気持ちをプラスのエネルギーに変えて、

やっていこうと思う。

もう4年目なのにね、深く入っていけば行くほど、

自分を見失いそうでクラクラします。


(その上で、このブログは私の気持ち整理に一役かってくれている。ありがとね!)


夜のこの時間が私に穏やかな、平常心を取り戻させてくれる。

それで、明日からまたやっていけると自身をつける。
by senhuixin | 2004-09-24 00:35 | 独り言


社長の役割と適材適所

宮城シンクタンクの 岩松さんという方が発行している
メルマガをとっています。

ちょっと前に、社長の管理部門に対する考え方と意識の持ち方が
テーマになりました。

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(前半略)

 大事なのは、社長自身の意識を変えることです。つまり、社長自身が、

自分自身を事務・管理部門の人間であると認識し、会社全体の目標

を、社長を筆頭とする管理部門のコストを回収するだけの利益率を

上げることである、と意識しなければなりません。


 利益率を改善する手法は多くの書物が語っていますが、それが机

上の空論で終わる理由は、社長自身の意識を変えることができない

点にあります。利益率が低い会社は、社長が、自分の給料を「管理

コスト」と考えていません。言い換えれば、利益とは別に当たり前

に取るものだ、と考えています。

 しかし、本業の売上で社長の報酬と事務部門の経費を回収できな

ければ、それは経営の失敗なのです。「利益が上がらないから」と

言って事務部門に経費を割かないのは、社長自らが経営の失敗を認

めたことになります。社長はそれくらいの認識を持って経営効率を

考えなければなりません。


 事務部門にコストを掛けることができるということは、実は、効

率的な経営を行っている証拠なのです。中小零細企業の社長ほど、

本来はこのような意識改革をしなければなりません。

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色々と痛い言葉が、チクチクときました。
岩松さんは当たり前のことをおっしゃっているだけなんですが、
この当たり前のことが出来ないから失敗するのね。

自分が管理部門の一員であることを忘れ、
イチ営業マン?イチ技師に成り下がったら確かに会社は
統率を失い、てんでばらばらになってしまいます。

もしイチ営業やイチ技師として仕事をしたいのであれば
社長なんてやらなければいい。
別のポジションで自分の能力を大いに発揮すればいい。
社長っていうみんなの夢をあずかる人間は
その”みんな”を使って夢を大きくして返してあげるのが
お役目なのです。
自分の小さな理想ばっかり追い求めていたら
人民は救えませーん。

そう憤怒しながらメルマガを読む今日この頃です。
どうも機嫌悪いみたい。むむむむむ。
by senhuixin | 2004-09-22 23:21 | 中国ものづくり裏話


グチらせてね

中国でものづくりの仕事をしていると、
中国側の意識改革と同じくらい大切なことがあると日々思う。

それは中国とお付き合いする日本側の意識改革。

『うちはかんばん方式をとってるからねえ。
欲しい時にモノがないとライン止まっちゃうんだよ。』

中国に工場をもつ日本企業のひとこと。
ああ、そうですか。どうでもいいけど、うち、うちって、日本のうちでしょ?
まだものづくりのピラミッドの基礎も整っていない中国に
カンバンそのまま持ってきて、
やれ欠品だ、注文忘れました、とか何とか言って、

明日にでも欲しい。

それは可笑しいですね、おじさん。

カンバン方式って、買い側から見たらムダが省けるかもしれないけど、
それ以前に、安定して品質のよいモノが作れる基盤が整っているという前提が
あるんじゃないでしょうか?
その前提無しで、
モノが納期どおりに出来ない、また停電しちゃいました、
材料調達が出来ません、不良率が80%でモノができあがりません、
なんて当たり前の中国で、
当然起こるリスクは誰が負うの?

もちろん、我々商社もそのような危険性のある工場にはあらかじめ
在庫を持っておくように指導はするが、
本当に持つかどうかはそこの社長の考え次第。


ところで、
最近、日系企業に勤めるローカルスタッフ(お客様です)が
変なことを口走るようになった。
注文書の単価ミスを指摘したとき、納期が本日の日付になっていたとき、
それを指摘すると、

『うちは客だよ、そんなことイチイチ言わないで、作ればいいんだよ』

と、うちの担当者にノタマッタそうな。わあ、びっくり。
中国では、買い側と売り側は対等という原則がある。
買い側は自分たちで作れないものを買う、
それを提供してあげるのが売り側。
そこには何の上下関係もない。

恐らく日本人上司の口癖が移ったのだろうが、
彼は中国で資材屋として生き残る道を失うでしょうね。

カンバン方式を大きく掲げてふんぞり返っている
そこのおバカな日本企業のおじさん、
それだから子供にも嫌われるんですよ。

相手の目線まで腰を落としてみて下さい。
見えなかった世界が見えてくるんじゃないですか。

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昨日の亀ゼリーでも熱いのが消えなかったので、
(熱出てたみたい)
今日はちょっと愚痴らせてもらいました。すみません。。。
by senhuixin | 2004-09-21 20:46 | 中国ものづくり裏話


誰かわたしの身体の中の火を消して下さい。

上火、という言葉を聞いたことのある方は
恐らく中国文化にどっぷりつかった事のある方だと思います。

・顔に吹き出物が出来たとき
・のぼせたとき
・のどが痛いとき
・とにかくカッカするとき

今までわたしの経験から言いますと、こんな状況で使います。
これは中国医学の考え方で素人のわたくしは
経験からしか解らないのだけれど、
どうやら身体の中の悪い火がめらめら燃え出すと、
こういう現象が起きるということ。

・日光に当たっていたり
・辛いものを食べたり
・美味しいからってライチばっかり食べていると、

火が燃え出します。


そんな時には、火を消す食べ物を食べれば、
スーッと冷めていくんです。

・ニガウリ
・亀ゼリー
・緑豆

なんていいですね。
暑い夏にはこういうものを食べると夏ばてしません。

逆に寒い冬には、暖かい食べ物をお勧めします。

・羊の肉
・しょうが
・犬肉 (ああ、友を失った悲しさよ。)

なんていうのが、その仲間です。

ところで今、私、カッカしてるんですけど、亀ゼリーの出番でしょうか。
なんか、怒りを溜めすぎて内面から火山が湧き出してきそうな勢いです。
亀さん、お願いしますよ♡♡♡
by senhuixin | 2004-09-19 22:26 | 中国文化紹介


我が愛すべき嘉定

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嘉定というところは、上海大衆や汽車城など、
自動車産業を中心に工業地域として有名ですが、
実はこんな町並みもあるのです。

今日は気持ちが良かったので、人力車で家路に着きました。
お兄さん、いい顔していますね。
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by senhuixin | 2004-09-19 22:22 | 中国/上海/嘉定生活

    

中国上海・嘉定生活・ものづくり日記。         大学時代に旅先で生中国語と出会い、そのリズムと響きの虜になる。現在は中国各地方の人々と台湾同胞に囲まれ、日々是戦闘、惨敗もあり。2005年現在休養中。
by senhuixin
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