軟綿綿日記-中国/上海/嘉定-


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治安

ひと目でウイグル出身だとわかる男たちが5,6名すごい勢いで
私の乗っている上りエスカレーターを駆け下りてきた。
自分も含め、居合わせた人たちは声も出す間もなく逃げるか、
すばやく道を譲った。
まさに人を殺さんばかりのすさまじさと大きな音に
私は恐怖で固まった。

恐らく公安か何かから逃げていたのだろう、
こういう光景に、今日は2回出くわした。
上海は比較的治安のいいところだけれども、
人の多く集まる場所はやっぱり注意したほうがいい。

隣にいる王チャンに以前遭遇した事件を話した。
“この間、すりの現場を目撃したから声を出したの。
そしたら、そのスリ、私を罵倒し始めたのよ、ひどいよね”

そうすると、王チャン、少し諌める調子で
“そんなことしたら危険だよ。罵られただけでよかった。
彼らは何人もグルになっていて、もし誰か見ている人が
声を出したら今度標的はその人になっちゃうんだよ。
刃物をもっている人も多いから、
普通は見ていても誰も声を出せない。知らん振りせざるを得ない。
ひどい場合はグループの一人が周りを目で脅し、
また別の一人が獲物を見つけて堂々とスリをするって
いうこともあるよ。”

私が無知でした。無知は怖いもの知らず。
治安の悪い深センに居たことのある王チャンはさすがによく知っている。
彼らは生活をかけてスリを働いているわけで、
それだけ必死。
しかし、わたしの遭遇したそのときのスリは
まだ5歳くらいの女の子。
この子がすたすた寄ってきて“他妈的(英語で言うFuck you)、~”
と言い出した時は、はっきりとてもショックでした。

こういうことは突き詰めていくと中国の複雑な民族問題に
絡んでくるので触れずにおきます。
でも彼らの必死の形相には、行き詰った人々に特有の
恐ろしさがあり、何をされるかわからないといった
王チャンの言葉を今日はっきり理解しました。

さてさて、行きはそんなことに遭いましたが、
今日はハイアット(金茂)でお食事、
おいしいマンゴプリンをいただき、最後は笑顔で帰宅しました。
by senhuixin | 2004-08-30 00:09 | 中国/上海/嘉定生活


個人的な問題

きのう夜出張から帰ってきて、会社主催のバーベキューに参加した。
孜然というウイグルの調味料を使って羊肉串を焼く。
日本のバーベキューのたれも懐かしいが、
この孜然の味は食欲をそそり、どんどんいけます。
“MORIさん、BUREIKO(無礼講)!”と普段おとなしい左さんが
ビール瓶を渡してきた。ほんとに変な言葉だけ知ってるなあ。

こういう会がある度に私の恋愛・結婚問題が話題になり
ほっといて欲しいのだが、
26才、こっちでいう27歳はもう時期が過ぎて売れない果物だそうで、
皆さん心配してくれています。
“縁分還没到”ということで逃げていますが、
誰かサプライヤーのところに行くたびに、
紹介してあげようか、と真剣に心配されるので
自分もやばいんじゃないか、と思ってしいます。
けど、よく考えたら日本ではまだまだじゃない、と開き直っています。

知識欲と笑いのつぼを刺激してくれる人が好きですが、
中国の方の笑いにはまだまだどうして、なかなか、
ついていけないのが現状です。。。

おまけ:
以前、サプライヤーの紹介ということでお会いした中国の方がいましたが、
初日にして、先方父母を連れて来られていて
引きまくった経験があります。お見合いでしたか!
by senhuixin | 2004-08-28 22:04 | 中国/上海/嘉定生活


苗族スカート

今新体操を見ながら書いています。
中国の選手の化粧、京劇みたいでびっくりです。
オリンピックで一番好きなのは新体操、かな。
小さい頃はテレビで看ると興奮冷めやらずそのまま
外に出てリボンとボールやこん棒にフラフープを使い、
めちゃくちゃやっていました。
ちなみにリボンは割り箸の先に結びつけたものです。
b0006164_2114358.jpg

各国の衣装もみどころですね、
そこで強引ですが中国少数民族、苗族のプリーツスカートを
紹介します。このプリーツは崩れないよう
卵白で固めてあります。現在これが作れる人は
ご老人だけだそうです。

ああ、今、村田選手、ラストが!惜しかったー。。。
by senhuixin | 2004-08-27 00:03 | 独り言


成功する日本企業

『中国では日本で出来なかったことが色々できるんです。
品質検証、日本では簡単に全数検査なんて出来ないけれども
ここでは安い人件費を投与してできます。(中略)
私たち日本人はこちらでは時間があるから新たな取り組みを
提案していけるんですよ』(広州の日系真鍮鍛造・加工屋さんで)

普段、コストの関係から、あまり日系のサプライヤーとお付き合いはないのだが、
今回は事前の見積もりでコストが合いそうだし、
遠くても品質面で信用できる会社であれば取引を始めようという考えで伺った。

色々とお話を聞いていて感心していたのだけれど、
一番驚いたのは冒頭の 日本人は時間があるという総経理
の言葉。
私の知る範囲では現地日本企業に勤める管理クラスの
日本人は土日休む暇もないくらい仕事に追われているのがほとんどだ。
しかしこの会社、土日はしっかりお休み。
工場の課長クラス以下はローカルスタッフに任せており、
よって日本人が日々雑多な仕事に追われることはない。
余裕のある中で、日本人幹部は
管理・教育・新規研究開発にじっくり取り組むことができる。
ローカルには責任のある仕事を任せることにより、その意識を育て、
総経理は常に先を見てうまくローカルスタッフをコントロールしている。

日系企業の抱える問題のひとつに、
現地化を怖がるという問題がある。

平社員のできないのにイライラして班長が手を出し、
班長の統率能力に疑問を感じた課長が自ら指示をし、
管理能力のない課長をみかねて部長が全部面倒をみて、、、

悪循環でぐるぐる回り続けて
最後は疲れ死にしてしまうんだろうなあ。

ふと、
自分がいつも走り回って
いったいどれだけの仕事ができているんだろうと考えてみたら、
冷静に、
人に任せることの勇気をあの総経理に学ばないと
私はいつまでたっても同じことをしていることになるんだろう
と、少し怖くなりました。


さてさて、現在は杭州へ移動しました。
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中国に別荘を建てるのならこの土地を選びたいくらい
おもむきのある街です。上海近郊では一番お勧めの場所です。
by senhuixin | 2004-08-25 23:45 | 中国ものづくり裏話


更新しました

おすすめ映画等また更新しました。
最近は中国映画ばかりなので、私の紹介するものは
ちょっと古臭いですね。

明日からまた出張です。今度は広州。
連チャンはつかれるー。

晩安!!
by senhuixin | 2004-08-24 00:47 | 独り言


食事時の不思議、排泄時の不思議

昨日出張から戻りました。

儀征では生まれて10日目(200mmくらい)の子犬が
まだ目も開けられずにぶるぶるしていた。
お持ち帰りを勧められたが宅急便で送ってもらうよう頼んでおいた。(うそ)

今回訪問した2箇所の工場とも田舎にあり、
実に“好客”である。
毎回のことながら色々な手段でおもてなしをしてくれるのだが、
食事やお酒ごちそうになりながら、いつも思うことがある。
殻付のたべものや種あり果物を食べるときに
彼らは咀嚼、吐出を同時に行い、
更に必要なものだけ食道に通すという作業を
どうやってやってのけるのか。

もし中国のかたと食事をする機会があったら
是非注目してもらいたい
下半分唇は半開きで主に吐出する役割をしている。
複雑な舌使いで吐き出すものと飲み込むものを
上手に分けるのである。

また、吸うという運動も彼らは大好きである。
排骨の肉をむしゃぶり、吸いつき、さらに
骨の髄まで吸いとる、この貪欲さ。
最近こちらではザリガニ(小龍蝦)をたべるのが
流行しているが、これも食べるというよりは
剥く、吸うという行為に集約される。
当然剥いている間、口が暇になるわけで、
そこで楽しい“おしゃべり”が加わり、
彼らの食は精神的にも肉体的にも満たされるのである。
彼らを見ると、私はなんて貧しい食事をしているのかと思ってしまう。

もっとすごいのはこの“おしゃべり”は口に入ってから
出るときまで追求される。
中国の女子トイレではいつもトイレ座談会が開かれている。
半開きのドア、人が入っていないと思って開いてみると
こちらを向いて座りながら何か話している。
よくうかがうと、薄い壁を隔てた隣の個室の人と
排泄をしながらおしゃべりで盛り上がっている。
もっとひどい人たちになると
個室に二人、三人で入ってゆく。当然ドアを閉めると
せまずぎるのでドアは開きっぱなしで事を済ませる。

このトイレ内部事情だけは、さすがに私でも閉口する。
ましてや初めて中国を訪れる方にはショックが大きいだろう。
ついでにいうと、
こちらの女性は立ちションをするから、
洋式トイレの際は腰掛ける前に要注意!!

トイレ経験は人並み以上にあるので、
時間のあるときに紹介します。
中国訪問時は覚悟してください。
でも切羽詰ったときは人間、
どんな環境でも受け入れられるもの、
心の広い人になりましょう。
by senhuixin | 2004-08-23 23:25 | 独り言


犬友

明日からまた出張です。
今回は江蘇省の儀征、大豊という、これまたマイナーなところ。
それぞれ上海から5時間、6時間離れており、
今回も例によってシンドイ出張になるんだろうなあ、と今からげんなりです。

そんななか、小さな楽しみが、
現地の様々な犬ころを見つけること。
田舎に行けばいくほど犬が大きな顔して歩いているのが面白い。
足の長い犬や、カラフルに色づけされたヤツ(ものすごくうそ臭い)、
ハーフ犬から、血が入り混じりすぎてわけのわからん顔したヤツまで、
とにかく何でもありの状態。

でも、現代日本と決定的に違うのが、しょせん犬は畜生という考え方。
田舎の家庭では何匹も犬を飼っているところが多いが、
ペットととして愛でる、というよりも、

『とりあえずいっぱいいるから、なんかの役に立つから飼っておこう』

という感覚で一緒に暮らしている。
だから私が犬ころたちと遊ぼうとすると、とかく変わりもの扱いされる。


中国の工場では犬を飼っているところが多いが、
以前私の勤めていたところにも大きな狼みたいな犬がいた。
こいつを将軍となづけて、毎日可愛がっていたのだが、
私が社を去ってから、数ヵ月後に食われて死んだ。
春節前の出来事だったので、
ただただこれが中国事情なのだと、自分を説得するしかなかった。

彼が他界してから、新しい犬友も数匹できたが、
それぞれ知り合って数ヶ月で、びくとも動かなくなった。
硬く冷たくなりはてた姿をみても、悲しむ者はおらず、
会社の人たちは事務的に始末するだけだった。

さて、明日行く工場にはまだ数匹子犬がいたかしら?
短い尻尾をぱたぱたいわせて、ころころ走り回っているかしら?
by senhuixin | 2004-08-19 23:43 | 独り言


食われてあなたはワタシとなる

2003年のある芸術祭で金賞を取った作品です。
よく観てください、鳥と魚が見事に融合しています。
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by senhuixin | 2004-08-19 00:18 | 芸術(民族・中国画)


失敗

仕事をしていると、とくに人を指導する立場にたって
自分の未熟さを痛感する。
人を叱ることのできる上司は評価されるが、
人を責める人は嫌われるだけだ。

今日、私の中のヒスが騒いで、
20ほど年の離れた方を傷つける結果になった。

夕刻客先から戻ってきた私は、本日出荷する設備の
出荷状況を見に工場へ直行した。
ところが、会議中に話し合われたことが、反映されていない。
そこですぐさま、会議に参加した現場の責任者に問いただした。
感情が高ぶったのだろう、
周囲にどれだけ大勢の人がいるか考えもせずに
彼の不注意さを部下や客先のいる前で非難する形になってしまった。

後から、部下の一人に、
先ほどのやり方では“他也很難過”と指摘をうけて、
ようやく自分の行き過ぎたことに気づいた。
面子を愛する中国・台湾の方だけに
さぞ私を恨んだだろうと思う。
こちらは能力主義だし、仕事に関しては男女平等で、
女性が男性を指導する、または若い者が年配の方の上にたつ
なんてことは当たり前のことだ。
けれど、人の叱り方もわからない自分が
女性特有の感情に任せて人を責めるのは、
本当にみっともないことだと思う。

なんだか今日は気持ちが重い。
by senhuixin | 2004-08-18 00:40 | 中国ものづくり裏話


游泳

オリンピックを他国で観賞するとまた別の味わいがある。
非国民のようだが、どうしてもライフルとか、卓球、バレーボールなんか
を看てしまい、中国はやっぱり強いねえ、なんて応援している。

今日は水泳の高飛び込みを見ていて、
なんとなくプールに行きたくなった。
近くの上海大学のプールが公開されているので
同居人と一緒に遊びにいった。

実に10年ぶりのプールで、わくわくしながら入った
更衣室では肌色の皆さん方(つまり素っ裸)が、忙しなく全身フキフキしていた。
ジムにいっても同じ光景が見られるのだが、
彼らはものすごく大胆で、こちらが恥ずかしくなるくらい、
開けっぴろげに、脱ぐ、洗う、拭く、着るという動作を行う。
(・・・少しは隠せよ、おい!!)

ところが、着ている水着自体は慎ましやか、
いわゆるハイレグとかビキニなんて来ている人は皆無に等しい。
私は“三点式”といわれるビキニを着ていたので、なんだか落ち着かなかった。

日本人のようにほとんどの人が泳げるというわけではなく、
私にみたいに水の中で遊ぶだけの人が多いのも、
大陸を感じさせる。中には、眼鏡をかけたままの人もたくさんいた。
同居人の女の子は浮き輪をかぶっていたので、
私は彼女の上に重なり、一体化してくるくる回りながら
沢山あそんだ。久しぶりに子供に戻れたみたいで楽しい時間だった。

本当はマッサージに行こうと思っていたんだけれど、やめにした。
遊び終わったら逆に全身が軽くなったみたいで、
これから毎日でも行こうかしら、と考えている。
by senhuixin | 2004-08-15 23:19 | 独り言

    

中国上海・嘉定生活・ものづくり日記。         大学時代に旅先で生中国語と出会い、そのリズムと響きの虜になる。現在は中国各地方の人々と台湾同胞に囲まれ、日々是戦闘、惨敗もあり。2005年現在休養中。
by senhuixin
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