今日、またしてもやられた。
2週間も前からオーダーをかけている金型が、まだ手つかずのままだったことが発覚した。
本来であれば10日間で出来上がるものであるが、いまだ出来上がっていない。
工場にとってみたら、原因は山ほどある。
その場合、私は原因を聞かないことにしている。なんだかんだ理由をつけて自らを正当化しようとするからだ。これは前向きな私にはまったく意味のないこと。
開口一番、『また面子をつぶしてくれましたね』你一点都没有给我面子!!
納期が守れない=私の担当している仕事が期限どおりに仕上がらない
=客先からも会社からも私の評価はがた落ち=面目丸つぶれ
この理論は中国では強い。面子を重んじる国民は人の面子のことも考えなくてはならない、それが人徳者としての常識だ。しかもこれは普段仲良くしている人であればあるほど、効果覿面である。逆にいえば、普段仲良くしているにもかかわらず、友人の面子を立てられないような中国人とは付き合わないほうがいい。
また、段階をつけて攻めるのもひとつの作戦である。初めは若い子に連絡をとらせ、
管理はどうなっているのか、いったいいつ出来るんだ等攻め立てる。その後、自ら先方総経理に連絡を取り、細かいことを語らず、この案件がいかに重要なのかを語ってきかせ、どうか私の面子をたて、尽力で頼むとお願いをするのである。
それにしても、わたしの金型はいつ出来るか、今日中に解決策がでるはず。やっぱり心配だ。。。